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群馬では「くれる」と「あげる」が、ややこしや~

昨日、ニュースを見ていたら、前橋で道路わきに置かれた植木鉢のチューリップの花が、何者かによって無残に摘み取られていた、という事件があった、と報道していた。

地元のボランティアの人たちが、大切に育てていたチューリップだという。花の世話を一生懸命していた、という地元の女性がインタビューに答えていた。「ひどいことするね~。私も水をくれてたから、がっかりだよ」。

私も植物が好きで、いろいろ育てているので、手間をかけた植物の花が咲いたときは、本当に嬉しい。それを傷つけるとは、ひどいことをする人がいるものだ。

で、そのインタビューで女性が答えていた「水をくれる」で思い出した。私は小学校時代を群馬県の南部で過ごしたのだが、小学校に上がるまでは、千葉に住んでいたので、群馬方言に触れたのは、小学校が初めてだった(家族は千葉と東京方言話者)。

カルチャーショックだったのが、群馬では「あげる」「やる」のことを「くれる」と言うことだった。つまり、「花子は太郎にアメをあげた」の意味で、「花子は太郎にアメをくれた」と言う。

自分に視点をおくと、「あげる」は、自分から相手に物が移ること。一方「くれる」は、相手の物が自分に移ること。

で、1年生の算数の授業。先生は方言で足し算、引き算の問題を出す。

「太郎さんと花子さんは、アメを2個ずつ持っています。花子さんは太郎さんにアメを1つ、くれました。太郎さんはいくつ、アメを持っていますか?」

「太郎さん『にくれる』? 『~にあげる』じゃないのか?」と、私はそこでひっかかり、この問題が理解できなかった。今なら、「てにをは」で類推できるけど、小学校1年生の頭では混乱するばかり(だから、じゃないけど、結局、算数は今でも苦手です)。

翻って、外国人学習者にとっても「やり・もらい」は、難しい問題。ここに方言が絡んだら余計混乱するんじゃないかな。ああ、ややこしや~、である。

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コメント

こんにちは。はじめまして(*^-^)
日本語教師を目指して日々勉強中のものです。私も昨日祖父が「花に水をくれないといかんな~」と言ってたのを聞いてびっくりしました。方言レベルでは混同もみられるのですね。ちなみに祖父は山梨出身です。

またちょくちょくのぞかせていただきます^^

投稿: はるち | 2009年12月 3日 (木) 17時36分

はるちさん、コメントありがとうございます!
日本語教師を目指して勉強中、ということ、
勉強を始めると、周りで話されている日本語が
気になっちゃうこと、たくさんありますよね。
職業病かもしれません。

山梨でも「水をくれる」って言うのですね。
群馬だけかと思っていました。

また、遊びにきてくださいね。


投稿: 青山美佳 | 2009年12月 4日 (金) 09時26分

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