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二所ノ関一門連合稽古で、力士を「力視」!?

GW最終日。お知り合いの方のご厚意で、二所ノ関一門の連合稽古を見学させていただくことができました。朝稽古の見学は初めて。行く前からかなりのコーフン状態。

その報告。あまりにたくさん、楽しいことがありすぎて、何から書けばいいのか迷いますが……。

お邪魔したのは、元関脇・貴闘力率いる大嶽部屋。もとは大横綱・大鵬の「大鵬部屋」で、それを娘婿である大嶽親方が継いだ部屋です。

朝、8時半ごろに部屋に到着。土俵では、幕下クラスのぶつかり稽古の真っ最中でした。黒い締め込みの力士たちが息をはずませている。なんと、あの大鵬さんも土俵横にいます。

●大露羅と阿夢露

ひときわ大きくて目を引いたのは、北の湖部屋の大露羅(おおろら、と読みます。ロシア出身)。体重254キロは現役最重量。ぶつかり稽古では胸を出し、若手の壁になっている。これを押しで土俵際に持っていくのは、すごい運動量。息が上がるのも当然でしょう。

もう一人、がんばってたのが、阿夢露。これで「あむーる」と読みます。彼もロシア出身。なかなかのイケメン力士です。今、幕下上位まできてるので、近々、関取になるかもしれません。頭からぶつかるので乱れ髪。それがまた格好いい!

●白い締め込みのロシア、グルジア軍団も登場

おもむろに脇を見ると、白い締め込みの力士が! 「白い締め込み」とは、十両以上の力士、つまり関取です。露鵬、黒海、白露山、若ノ鵬、のロシア・グルジア軍団に加え、玉春日、玉乃島などのいぶし銀の顔も。

こんな近くで、こんなたくさんの力士の姿を見られるなんて、本場所のタマリ席より贅沢。今度は白い締め込みが、黒い締め込みに稽古をつける時間。関取に懸命に向かっていく黒い締め込み。

●白鵬、登場!

白と黒の稽古が熱を帯びる中、ふいに奥の扉があいて登場したのは、ナント、横綱・白鵬!! 見学者の間から、「おー」というざわめきがおきます。横綱はやはり体も大きい。ちょうど四股を踏んでる後ろに座っていたのでお尻がよく見える。まあ、そのお尻のきれいなこと。ああ、触りたい(変な意味じゃないですよ)。白くてもっちり。ほんとにおもちみたい。体全体のつやも違います。

横綱は孤高の存在、とよく言われますが、稽古の様子を見ていても、そう感じました。誰に指図されるわけでもなく、一人で四股を踏み、すり足の練習をして、テッポウをする。そうして体の準備ができたら、下位力士の壁になる。

ぶつかり稽古で胸を出し、三番稽古もするのですが、相手はぜいぜい言ってるのに、白鵬は息があがらない。このあたりも格の違いを感じます。

●若ノ鵬、「可愛がられる」

今回、私が目を引かれたのは若ノ鵬。まず、稽古場に登場したものの、四股も踏まずニヤニヤ。大嶽親方から「四股踏まなくちゃ、だめじゃないか!」という声が。「はい!」と返事はいいのですが、まだ基本的な四股の踏み方を覚えてない感じ。

さらに大嶽親方から、「四股踏んできたのか?」という声が。「はい!」とは答えるものの、踏んできてないのは、素人目にもわかる。「うそだろ(苦笑)。まったく返事だけはいいんだから」「はい!」

そして、下位力士に胸を貸すぶつかり稽古。ここでもまだ「胸を貸す」という、基本が出来てないのがわかる。掛け声だけはいいんだけど、胸を借りる力士にとってあまり稽古になってない。

そのうち幕内同士の申し合い稽古が始まる。稽古相手に指名されないと相撲が取れないので、懸命に指名してもらおうとする若ノ鵬。なかなか選らんでもらえなくて、豊ノ島に抱きつかんばかり。思わず、見学者からも笑いがもれました。

それでも、選んでもらえず、土俵の外にいる間は、やはりニヤニヤ。最後の最後、見かねた大嶽親方が、「白鵬、若ノ鵬にぶつかり稽古のやり方、教えてやれ」となって、横綱が胸を貸すことに。これこそ、可愛がり。なんども胸にぶつかり、転がされて泥まみれ。

最後は腰が立たなくなり、土俵に仰向けに倒れますが、「最後にいいアタリしたら終わりだよ」という大嶽親方の声に、最後の力を振り絞って渾身の押し。いやあ、いい稽古になったことでしょう。本場所にこの成果が現れるとよいですが。

まだまだ、面白いことがたくさんあったのですが、この辺で。3時間あまり、ほんとに目が離せなくて、力士を「力視(見逃すまいとして、すごく集中して見ること。青山組の造語です)」してしまいました。

さて、今場所はいつ、国技館に行くかな。

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コメント

はじめまして。
北海道在住の相撲ファンです。
この日の二所ノ関一門の連合稽古に注目していたので、とても興味深く読ませていただきました。
詳しいレポート、ありがとうございました。
地方在住者なものですから、朝稽古見学は夢のまた夢です。

ご挨拶が後になってしまって申し訳ないのですが、私のブログにこの記事のリンクを貼らせていただきました。
http://ameblo.jp/saboko-nord/entry-10094620312.html
もし不都合などありましたら、お手数ですがご連絡ください。直ちに削除いたします。

投稿: saboko | 2008年5月 7日 (水) 14時19分

sabokoさん、コメント、ありがとうございました。
また、うちのブログを紹介してくださり、ありがとうございました。何人か、リンクからこちらに来てくださった方もいたので、先ほど、ブログ、拝見いたしました。

sabokoさんの相撲のブログも読ませていただきました。へー、ほー、ということが多くて楽しかったです。これからちょくちょく遊びに行かせていただきますね。

昨日は、私も生まれて初めての経験だったので、夢の中のようでした。スポーツニッポンの写真は、おそらく若ノ鵬だと推測されます。あそこまで泥まみれになった白い締め込みをつけた力士は彼だけだったので。若ノ鵬が「可愛がられる」のは、きっと期待されている証拠でしょう。

連合稽古ということで、親方もたくさんいらっしゃってました。片男波、阿武松、熊ケ谷の各親方に加え、北の富士さんと舞の海さんも、あとから見えました。北の富士さんはちょいワルな感じでした。

投稿: 青山美佳 | 2008年5月 7日 (水) 15時25分

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