« 涼しいを通り越して寒いです | トップページ | 徒長したダイコンでも修復可 »

日本野菜紀行-第3回 ホウレンソウ

恵泉女学園大学の公開講座「日本野菜紀行 秋編」も、今日で3回目。

今日のテーマは「ホウレンソウ」。
講義要項には、「まんがポパイの秘密を探りながら、ホウレンソウの物語を熱く語ります。」とあります。その要項通り、今日の藤田智先生の講義は熱かった。

というのも、先生のご専門の一つがホウレンソウだということ。なるほど。いつもよりハンドアウトの枚数が多いのもナットクです。

Photo今日も、タネをくださいました。いただいたのはホウレンソウ3種とシュンギク1種。左の写真はホウレンソウのタネ3種です。

ホウレンソウのタネって、大きくわけて2つの形がある、ということをご存じでしょうか(……って、私も今日、知ったのですが)。

トゲトゲのあるもの(左)と、丸いもの(右の2つ)。Photo_2アップにすると、こんな感じです。色も違っていて、トゲトゲのほうは茶色、丸いほうは青色、緑色をしています。

トゲトゲのあるほうは東洋種。昔、日本で食べていたホウレンソウって、茎の部分が赤くて、葉がぎざぎざしてましたよね。それが東洋種です。

青と緑の丸いのは西洋種。葉っぱが丸くて根元の赤味が少ないもの。最近、スーパーでよく見るのはこちら。「さすが、西洋種はタネまでカラフル……」と思った方(スミマセン、私です……)、間違いです。青や緑の色は天然ではなく、殺菌剤が塗ってあるためなのだそうです。

ホウレンソウは、このトゲトゲの皮の中に、本当のタネがある。固い皮に守られているので、実はこのまま上手に保存すると10年ぐらい持つということ。ただ、蒔くときは、このままだと固いので、一晩、水につけておくと発芽しやすくなるんだそうです。

ところで、ポパイとホウレンソウの缶詰の件。ポパイは、もともとホウレンソウの缶詰会社のイメージキャラクターだったのだそうです。ホウレンソウの缶詰の広告のために、あのマンガは作られたということ。ポパイは、おいしそうにホウレンソウの缶詰を食べますが、藤田先生によると、おいしくないのだということ。

ただ、保存がきいて栄養があるので、今は戦争状態のところなどで兵士の保存食に使われたりしているそうです。うーむ、決しておいしくはないというホウレンソウの缶詰。そういうところで食されているのか~。ベランダでホウレンソウを育てられる、というのも平和だからだな、なんて、考えてしまいました。

さすがに、ご専門のホウレンソウ。次々と面白い話をしてくださる先生。ホウレンソウは、シュウ酸が多いという話から、結石ができた話、そして、結石が遠因になって破れた若かりし頃の苦い恋の話まで、まさに「熱く」語ってくださいました。

また、あっという間の90分。

今日は、質問もしてしまいました。でも、あとから考えたら、ちょっとバカな質問だったな。ゴメンナサイ、先生。

でも、知らない分野のことで、これまで不思議に思っていたことに関して、論理的な説明をしてもらい、「そうか!」と納得するのって、本当に楽しい。

苗やタネを頂戴できるのも、もちろん嬉しいのですが、講義自体が面白い(ギャグも含めて、です)。思い切って受講申し込みしてヨカッタ~。

|

« 涼しいを通り越して寒いです | トップページ | 徒長したダイコンでも修復可 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

花と園芸」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 涼しいを通り越して寒いです | トップページ | 徒長したダイコンでも修復可 »