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『日本語ヴィジュアル系』 その2

昨日は仕事にカタがつかず、結局、今朝まで引っ張ってしまいました。
ようやく、めどがついたので、昨日の続き。『日本語ヴィジュアル系』の話。

パソコンやケータイのおかげで、いまやだれもが「文字を書く」時代。以前は、話しことばで行っていたコミュニケーションも、今は書きことばで行われることが圧倒的に多くなりました。

仕事で書く文書やビジネスレターは別として、親しい人とのプライベートなメール、ブログなどでは、私たちは、自分の気持ちを表現するために、どんな書体(フォント)を使うか、どんな表記をするか、ということに結構、気を遣ったり、時には顔文字や記号(♪や☆とか)なども駆使して文章を書いています。

この本は、そんな時代における、書かれたときの日本語の見た目(ヴィジュアル)について、さまざまな角度から考察・分析、そして新しい表記法の提案、というものをしています(なんか、つまんねー紹介だな……catface たぶん読んでいただいたほうが面白いと思います)。

面白い部分はたくさんあったのですが、その中からひとつだけ紹介します。次の文を見てください。どう感じますか?

1.おはようございます。きのうはどうもお疲れさまでした。

2.おはよーございます。きのーはどーもお疲れさまでした

たぶん、口で言うときは私たちは2で発音している。でも、それをその通り、文字で書かれると、なんだか、小バカにされたような、イラっとする感覚になるのではないでしょうか。

筆者も、「2の文章には、なんとなくカチンとくる方がいらっしゃるのではないでしょうか」と書いています。

でも、本書によると、この長音を、発音の通りに音引き記号(ー)で表記するという方法、明治38年の「国語仮名遣改訂案」で、マジで提案されたことがあったということ。一時期、小学校の国語の教科書にも採用されたけれど、3年後、保守派議員の大反対を受けて、なかったことにされてしまったということ。

反対する根拠は、「『ー』は文字ではない」というものだったらしいのですが、筆者は、長音符号には、「軽い」、あえていうなら「軽薄な」イメージがある。当時の反対派の人たちも、私たちと同じ感覚があったのかもしれない、と分析しています。

たすぃかに。(←最近、青山組ではやってます。「すぃ」は「th」の発音)

日ごろ、文字にお世話になっている者としては、なかなか興味深い本でした。でも、あんまり、記号を駆使した文章や「斬新な」表記で書かれた文は読みにくい。やはりちゃんと正しい表記を知ったうえで、当面はお遊びのときに使う、というのがよろしいのではないかと。bleah

長文失礼。

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