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園芸療法&ペットボトルで簡易ジョウロをつくる

唐突ですが、「園芸療法」というのをご存じでしょうか。

まだ認知度はそれほど高くなくて、いろんな効果・目的があるのですが、大まかに言ってしまうと、園芸に関わる作業や植物の持つ力を借りて、心身に障害を持つ人の機能回復やQOLの向上などを目指す療法、といった感じかな。

ケガや病気などで手足が不自由になった人のリハビリ、知的障がい者の職業訓練、介護施設・高齢者施設におけるリハビリやアクティビティなどに取り入れているところが、少しずつ増えてきています。

私自身、家庭菜園を始めてから、植物の持つ力に励まされる、ということを実感。また、被災地の仮設住宅に家庭菜園を作ったところ、家に引きこもりがちだった人たちが、そこに集まるようになった、というニュースなどを見て、植物を介して何かできることはないか、と思って探しているときに、ふと目に留まったのが「園芸療法」でした。

どんなものなのか、すごく気になって、入門講座を受講。まだ、ほんの入り口部分だけなのですが、毎回、授業では目から鱗のことばかりです。

園芸は「植物」が主役、一方、園芸療法は「人」が主役。使う道具、種の植え方や水のやり方も、その人の力を引き出して、機能回復にもつながるように考えていきます。植物にとってもよい方法であればベターですが、そちらを主目的にしてはいけない。

この間の授業では、ロールプレイで、利き手がマヒして使えない人、というのを演じました。肘を包帯で縛り、左手には軍手を2枚重ねます(マヒした側ではない手も機能が低下することもあるため)。

Cimg4996ここで、道具として先生が紹介してくださったのが、ペットボトルを利用したジョウロ。

手の握力が弱っているので、大きくて重いジョウロは持てない。机の上で作業することもあるので、あまり水がドバーっと出てしまうのも使いにくい。

最初、ペットボトルのふたにキリで穴をあける、という方法を、ある方がやっていたのだそうですが、ふたはかたいこともあって、穴をあけること自体、大変な労力。

ある時、その様子を見ていたその人のお子さんが、「ふたじゃなくて、ボディの上のほうに穴を開ければいいんじゃない?」と、コペルニクス的転回のアイディアを、ひょっと出してくれたのだそう。しかも、ボディ部分は柔らかいので、キリではなく、画びょうでも穴があけられる。

というアイディアをいただいてつくったのが、左のものです。ふたをしめると空気圧の関係で、傾けるだけでは、水がシャワーのように出ませんが、ボディを押すと、ちゃんと出ます。しかも、コントロールがきくので、きちんと狙ったところにやれる。

これ、園芸療法に利用できるだけでなく、家の中で観葉植物に水をやりたいときなどにも、とっても便利です。

ペットボトル(350ml)と画びょうがあれば、3分でできます。お試しください。


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コメント

植物から英気を受ける。よく分かります。
こちらは、新鮮野菜の命を口からいただいていますがcoldsweats01

ペットボトルのアイデア良いですね。
我が家には小さな植物の鉢もあるので、細く水が出るのは良いかも。
色々チャレンジしていますね〜感心shine

投稿: アルキメデス | 2012年7月 4日 (水) 16時52分

ペットボトルのジョウロ、ほんとに便利ですよ。
穴の空け方を工夫するなど、改良の余地もありそうです。

つくづく、植物の力は大きいなあと、思います。
手がマヒして、どうしても上に伸ばせなかったおじいさんを
ヒメリンゴがなる木の下にお連れしたら、上になっている実を
取ろうとして、すっと手が伸びたのだそう。

周りにいた医療者も「伸びた……」と驚いた、という話を
授業で聞きました。

こういう関わりができたらいいなあ、と。(^^)

投稿: 青山美佳 | 2012年7月 5日 (木) 05時35分

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