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2012年8月

8月最後のブルームーン

今日で8月も終わり。

前回の満月が8月2日、そして今日も満月。

月に2回、満月があることは珍しい(3年に1回ほど)そうで、2回目の満月のことを「ブルームーン」というらしい。

空を見上げると、まんまるのお月さま、出てた。

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明日から9月。今年も第3コーナー曲がった感じだね。


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『オタジャパ! オタクな例文で覚える上級表現 & 文型』刊行!

この度、『オタジャパ! オタクな例文で覚える上級表現 & 文型』という本が国書刊行会さんから出版されました。私も、『オタジャパ製作委員会』の一人として、参加させていただきました。

Photo表紙の絵を見て、「何、この本!」という拒否反応を示す方もいることでしょう。あるいは、例文を読み、「意味わからない……」と思われる方も多いことと思います。

私も、最初は「これまた、ずいぶん、“振り切った”企画だなあ」と思いました。ただ、企画会議を重ね、本づくりを進めていくにしたがって、その認識は変わっていきました。

皆さん、ご承知のように、今や、多くの日本語学習者の学習動機として、アニメやマンガは強大な力を持っています。日本人や先生よりも、マンガに関する深い知識があり、好きなアニメ作品に対する強い愛を持っている「オタク」な学習者が、あなたの教室にもいることでしょう。

どなたにも、興味を持っている分野のことで勉強すると、単純に楽しいし、記憶にも残りやすかった、という経験は、あるのではないかと思います。

でも、多くの教科書に載っているのは、真面目な例文や文章。せっかく勉強するのだから、興味を持っていることをテーマにして勉強しても悪くないんじゃないか、というのが、この本をつくることになったおおもとの発想です。

●「例文」は「気持ち」で分類
「文型」として取り上げているのは、旧日本語能力試験1級の、いわゆる「機能語」です。ただし、「二重否定」「接続表現」といった「形式」で分けるのではなく、「表したい気持ち」で分類しました。気持ちで理解すれば、記憶にも残りやすいのではないか、と思ったからです。

例文は、アニメやマンガ、オタク文化を題材にしています。知らない人にとっては「イミフ」だと思います。でも、「一般の人みんながわかる」のではなく、「私はわかる」のが「オタク心」というもの。知っている人が「ああ、あのアニメのことか」と思って、ニヤニヤしてもらえればよいな、と。

余談ですが、気持ちで分けてみると、「相手をほめる」「感謝する」といった表現よりも、上級表現には、意外と「相手を非難する」「怒りや不快感を伝える」表現が多いんだなあ、ということがわかりました。怒りや不快感を伝えるほうが、より高度な言い回しが必要だからなんだろうね。

●日本のアニメ・マンガの底力が理解できる「オタトピック」
学習者の方にはもちろんですが、先生方にオススメなのは「オタトピック」です。これは、ここ最近の新聞記事の中から、アニメやマンガ、日本のオタク文化について書かれたものを選んだものです。これらを読むと、学習者や海外の人がどうして日本のアニメやマンガに引きつけられるのか、理由がわかるようになります。

私も、これらの「オタトピック」を読んで、「学生はよく知っているよね」で、済ましているのはもったいない、と思うようになりました。今さらながら、「ONE PIECE」のアニメ、見ちゃったよ。

「オタトピック」は、日本語能力試験の「文章の文法」の問題の形式にも合わせているので、読解教材としてそのまま、使っていただけると思います。

1級の機能語とはいっても、全部網羅しているわけではありません。今回は、文型を網羅的に示すよりも、日常でよく使われるもの、アニメやマンガで使われているものを優先しました。

これで日本語の勉強すべてをカバーできると考えているわけでも、もちろんありません。でも、この本をきっかけにして、ちゃんと日本語を勉強してみよう、と思う学習者が増えてくれたら嬉しいなあ。

追記:書店に並ぶのは、お盆で取次が休暇だったため、今日20日以降になるみたいです。
もし、見本が必要な方は、国書刊行会さんが内容見本(無料)を作成してくれたということ。「お問い合わせ」フォームから、請求すれば郵送してくださるそうです。

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「最後の忍者」に会ってきた!

今日は、久々に本業の話(相撲見たり、野菜づくりばっかりしているわけではないんですよ〜)。

ライター・編集者として関わらせていただいている『日本語教育ジャーナル』(アルク)の秋号が本日、発売になりました。

『日本語教育ジャーナル』は、日本語を外国人の学習者に教える「日本語教師」の方のための情報雑誌で、約20年前に創刊。2012年5月からは季刊発行になりました。

Img_1162この中で今回、私は「最後の忍者 川上仁一氏に聞く」という記事を取材・執筆しました。

きっかけは今年2月、ネットニュースで、「『最後の忍者』が三重大学の特任教授に就任。忍術学を学術的に研究する」という記事を見たこと。

なぜ、「日本語教育の本に忍者を取り上げるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「忍者(NINJA)」は外国人を魅了する日本文化の一つ。忍者を題材にしたアニメも多く、海外には「NINJA」ファンがたくさんいます。日々、外国人と接する日本語教師の先生たちも、学習者から忍者について聞かれることもあるのではないか、と思って企画案を出したところ、GOサインが出ました。

取材に行ったのは、忍者の里・滋賀県甲賀市。実は、甲賀市では「忍者検定」というものが行われています。すでに今年で5回目となるのですが、そちらで今回、川上先生がご講演をされるのに合わせ、お話を聞きに伺った、というわけです。

川上先生が忍者修業をすることになったきっかけ、実際にどんな修業をしたのか、忍術とはどういうものなのか、そして、三重大学ではどのような研究をされようと考えていらっしゃるのか……。

詳しくは、記事をお読みいただければと思うのですが、もっとも印象に残ったのは、「忍者は刀や鎖鎌を振りまわす戦闘的な暗殺者というよりも、むしろ、敵陣に忍び込んで情報収集や謀略活動を行うという危険な任務を遂行するための高い身体能力を持ち、薬学や医学、天文学、心理学の知識も持った頭脳プレイヤーでもあった」ということ。

情報収集・謀略活動の目的も、「この狭い国土内では村と村が近接しているため、ガチンコで武力戦になると互いにダメージが大きいので、情報戦で優位に立って、できるだけ争いを回避させるためだった」というのも、非常に興味深かったです。

取材をして、私は「忍者」のイメージが変わり、もっと「忍者」や「忍術学」について、深く知りたくなりました。来年、受験しようかな、「忍者検定」(笑)。

『日本語教育ジャーナル』は全国の大手書店で購入できるほか、Amazonでも購入できます。


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