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蒼国来さんの裁判、本日、結審を迎えます

今日、蒼国来さんが土俵復帰を目指して戦ってきた裁判が結審する。第1回公判は昨年7月14日だったので、戦いは1年以上に及んだことになる。最初に取材で話を聞いた時、「解雇と言われた日は悔しくて眠れなかった」と、「冷静に」話してくださった。

最初は「そうだよなあ。自分はやっていないのにやったと言われたら悔しいよなあ」と思うだけだった。だが、裁判をずっと傍聴してきて、「悔しくて眠れなかった」の一言に込められた意味が、ものすごく重いものだということがわかってきた。そしてそれは、私の中でも怒りに変わった。

最初からクロと決めつけての調査。蒼国来さん側は、携帯電話や預金通帳を調べてほしいと言ったのに、調査委員は調べなかったことも裁判では、明らかになった。こんないい加減な調査で解雇となり、汚名を着せられてしまった蒼国来さんの胸の内を思うと、本当に怒りしか出てこない。

蒼国来さんは中国・内モンゴルの出身。元はレスリング選手だったが「相撲以外のスポーツはもうやらない」と決意して来日したという。自分が相撲で活躍することで、内モンゴルのことも知ってほしいという思いもあったという。一生懸命稽古し、やっと幕内に上がった矢先、今回のことが起きた。

努力して実力をつけ、これからやっと活躍できる、という思いでいたところに、まったく身に覚えのない罪で解雇と言われたとしたら、あなたはどう思うか。しかも、異国の地で。蒼国来さんの「悔しくて眠れなかった」には、こういう意味も含まれている。

取材で「冷静に」語ってくれたのは、ものすごく強い心を持っているからだと思う。でなければ、この長い裁判を戦えないと思う。幸い、蒼国来さんには心強い弁護団がついている。裁判の様子を見ていると、彼らも単なる仕事としてではなく、蒼国来さんを本当に思って戦っているのがわかる。

蒼国来さんは、こんなことがあっても、日本が嫌いになったわけではないという。それは、皮肉なことだけれど、今回の件で、自分を支援してくれる人や、「頑張れよ」と言ってくれる人と、たくさん出会ったからだと言う。こんな一途に相撲にかけてきた青年の思いが届くことを願ってやまない。

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コメント

今日、審判はどんな結果だったのでしょう。
青山さんが去年から応援していた事や事実関係を知っていたので、正しい結果が待たれます。

力のあるうちに、早く土俵に復帰してほしいものです。
後で済まなかったなんて、許される事ではありません。

投稿: アルキメデス | 2012年10月15日 (月) 19時46分

アルキメデスさん、ありがとうございます。

昨日で結審すると思っていたのですが、裁判所から相撲協会側に対し、規定の運用状況について釈明を求める、ということになり、結審が延びてしまいました。

張り切って東京地裁に行ったのですが、肩透かしを食らった感じです。ただ、判決にそれだけ慎重になっている、ということは、判断するのに万全を期したい、ということでもあると思うので、いい方向に向いているのではないか、とも思います。

いずれにしても、次は12月20日。判決は年明けになりそうです・・・。本当に、早く復帰してほしいのですが・・・。

投稿: 青山美佳 | 2012年10月16日 (火) 07時53分

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