学問・資格

『オタジャパ!』のオンライン講座やった!

昨年夏に国書刊行会さんから出版した『オタジャパ! オタクな例文で覚える上級表現 &  文型』

生み出した子は育てなければ、ということで、本の内容を紹介する講座を開きました。

講座を開いた、といってもオンライン上でのこと。現在、国際交流基金の日本語教育上級専門家として、エジプト・カイロに滞在していらっしゃる村上吉文先生が、実施している「中東日本語教師オンライン研修2012」というものに出演(?)させていただきました。

この本、これまでにあまりなかったタイプのテキストのためか、「どうやって使ったらいいかわかならない」「オタクって言ってるわりに、練習問題は普通じゃん」といった声も聞かれます。

こうした声に応えようと思い、どんな意図をもってこのような構成にしたのか、あるいは、使い方のヒントのようなものを紹介しました。こちらで録画を見られますので、ご覧ください。

また、そのときの説明用につくったスクリプトもアップしておきます。

「_.doc」をダウンロード

来月3月には、国書刊行会さんの営業さんが、アメリカで、この本を紹介するワークショップを開催してくれるそう。そちらでも、このビデオを流してくださるということです。(^^)

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「ヌカッたなトリセツマン-D.D.D.? -」001

 
試験Ⅰ問題4(言語と教育/外国語教育・日本語教育の教授法に関する一問一答形式の問題)
コミュニカティブ・アプローチが重視するコミュニケーション過程の三つの要素の組み合わせとして最も適当なものを、次の1から4の中から選べ。
1インターアクション/リアクション/フィードバック
2インターアクション/チョイス/ファンクション 
3インフォメーション・ギャップ/チョイス/フィードバック 
4インフォメーション・ギャップ/リアクション/ファンクション
バカでした。
「フィードバック」は重要だと思い、錯乱肢の中から2、4を捨てることには成功したのですが、その
後、あまり深く考えず、フィーリングで、「インターアクションは大事やん、チョイスっていう『検定キーワード』聞いたことないしな」と解答欄の1をマークしてシマイマシタ。
しか~し、正解は3。
『日本語教授法ワークショップ(増補版)』(2007、凡人社)「12章 コミュニカティブ・アプローチ」の249ページに、あっさりと「コミュニカティブな教室活動の伝達過程に含まれるべき重要な要素として、Morrow(Johnson and Morrow 1981、邦訳pp.57-68)は、インフォメーション・ギャップ(information gap)、選択権(choice)、フィードバック(feedback)の三つを挙げている」とありました。
トホホ~、トリセツマンの負け~!
反省:ポイントのひとつは「チョイス」を「用語」として理解・認識しているか否か、でした。私は知らなかった!!これからは森永の「チョイス」ビスケットを見るたびに、この問題で「選択」を誤ったことを思いだすことでしょう。嗚呼!

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2012年度日本語教育能力検定試験を「学習材」にする

2012年度日本語教育能力検定試験で私が間違えた問題(それが結構な数おまんねや)を取り上げ、「青山クンはどんなスカタンなリーズニング(reasoning)の後に、その錯乱肢を選びとってしまったのか」を、必要があれば、その時の私のメタ認知の「誤作動的振る舞い」をthink-aloudしながらレポートします。                                   
題して「ヌカッたなトリセツマン ―どんなダミーに騙されたん?― 」                      
 
転んでもただでは起きひん、まちごうたままではほっとかへん、1万なにがしのお金を払ろて受けた試験(=貴重な学習材)から、とことん学び倒したります。

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「家庭菜園検定」の検定対策講座が開講されるみたい

今年も3月24日に、「家庭菜園検定」が実施されるみたいです。

今回は第5回。もう5回目になるのか〜。

このブログ、「家庭菜園検定」で検索して訪れてくださるが多いみたい。公式ページを見たら、今年は検定委員長の藤田智先生が、検定対策講座を開講される、という情報が出ていました。

3月10日に1日だけ、開講されるようです。対象は2級と3級。

また、ホームセンターなどで、無料配布されている「PaKoMa」という冊子の2月号に、「傾向と対策」という記事が出ています。

ご参考まで。

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第5回家庭菜園検定、申し込み始まったね

このブログ、どんな検索ワードで訪れてくださる方が多いのか。ここのところ、増えているのが「家庭菜園検定」です。

見ると、第5回「家庭菜園検定」の実施要項が発表になっていました。今回の試験日は3月24日(春場所千秋楽の日だ!)。申し込みは2月15日まで、となっています。

去年、1級に挑戦したときに、ツイッターを使って勉強したのですが、そのときのツイログがこちら。「#家庭菜園検定」で検索かけたものなので、ハッシュタグがついてないのは入ってないのですが……。

このときは、自分の備忘録のためにツイートしていたのですが、この「書く」ということが意外と自分の知識を定着させるのに役立ちました。

勉強法の参考になれば。

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平成24年度の日本語教育能力検定試験の合格率は23%

アルクさんのブログに書こうと思ったのだけれど、もろもろ、間に合わなかったので、こちらに。

10月に行われた日本語教育能力検定試験の結果が、先週末、受験者に発送されました。

日曜日に配達がない「特定記録郵便」というもので合格証が発送されたため、だいぶ、じりじりと待たされた方も多かったようです。

でも、月曜日には、多くの方に嬉しいクリスマス・プレゼントが! 合格された方、本当におめでとうございます! 

一方で、今回は涙を飲まれた方もいらっしゃると思います。実施報告の概要を見ると、全科目を受験したのは4,798人、合格者は1,109人で、合格率は約23%。

前年は、試験内容が変わったことを考慮してか、合格率は27%近くにまで上がりましたが、また、今回は、例年通りに戻ったようです。

いずれにしても、合格できるのは5人に1人という試験。やはり狭き門といえますが、次の試験まで、まだ10カ月ある! しっかり計画を立てて勉強していけば時間は充分あります。

来年2月に刊行される「日本語教師になろう 2014年版」の取材では、通信講座NAFLのテキストを使い倒して、なんと、実質1カ月半の勉強で合格された、という方のお話をお聞きしました。この方法がまた、ものすごく効率的!

じっくり、焦らず、慌てずに勉強をしていけば、来年のクリスマスには、きっと嬉しいプレゼントが届くはず。

どうか皆さん、よいお年をお迎えください。

 

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「獺祭」

「獺祭(だっさい)」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。

日本酒の「獺祭」を思い浮かべる人も多いと思いますが、今日は「獺祭忌」のほうの「獺祭」の話。

「獺祭忌」とは、正岡子規の命日9月19日のこと。正岡子規が自分の居を「獺祭書屋」と呼んでいたことにちなみます。

んで、その「獺祭」とは何か。辞書を調べると、「文章を作るときに、自分のまわりに資料となる書物をいっぱい広げている様子」とある。晩唐の李商隠という詩人が、そのようにして詩作や文章を書いていたのだそうです。

ところで、この「『獺』って何?」ですよね。

「獺」とは「カワウソ」のこと。カワウソは、自分が採ってきた魚を自分のまわりに並べる性質がある。李商隠は、自分が周りに書物を広げている様子が、まるでカワウソが魚を自分の周りに並べている様子のように見えることから、自ら「獺祭魚」と称したのだそうです。

我が家も、この連休は、2人そろって原稿書き。まさに獺祭状態でした。^^;

さて、正岡子規の話をもう一つ。

ドナルド・キーンさんが、9月に新潮社から『正岡子規』という本を出版されました。新潮社のPR誌「波」2012年9月号に、俳人の黒田杏子さんが紹介文を寄せています。

「感動した部分」という中に、「画家中村不折との出合いと友情が俳句の歴史を変えることとなった」という一節が。

この中村不折さん、あまり知られていないと思いますが、少なからず縁があって、ひいじいちゃんのいとこ。

書家・画家だった人で、「新宿中村屋」のロゴは不折によるものです。

そのほか、長野のお酒「真澄」のロゴも確か、不折さんの作だったと思う。

台東区に「書道博物館」というのがあって、そこに作品や収集した作品が展示されています。秋も深まってきたし、久々に行ってみようかな。

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『オタジャパ! オタクな例文で覚える上級表現 & 文型』刊行!

この度、『オタジャパ! オタクな例文で覚える上級表現 & 文型』という本が国書刊行会さんから出版されました。私も、『オタジャパ製作委員会』の一人として、参加させていただきました。

Photo表紙の絵を見て、「何、この本!」という拒否反応を示す方もいることでしょう。あるいは、例文を読み、「意味わからない……」と思われる方も多いことと思います。

私も、最初は「これまた、ずいぶん、“振り切った”企画だなあ」と思いました。ただ、企画会議を重ね、本づくりを進めていくにしたがって、その認識は変わっていきました。

皆さん、ご承知のように、今や、多くの日本語学習者の学習動機として、アニメやマンガは強大な力を持っています。日本人や先生よりも、マンガに関する深い知識があり、好きなアニメ作品に対する強い愛を持っている「オタク」な学習者が、あなたの教室にもいることでしょう。

どなたにも、興味を持っている分野のことで勉強すると、単純に楽しいし、記憶にも残りやすかった、という経験は、あるのではないかと思います。

でも、多くの教科書に載っているのは、真面目な例文や文章。せっかく勉強するのだから、興味を持っていることをテーマにして勉強しても悪くないんじゃないか、というのが、この本をつくることになったおおもとの発想です。

●「例文」は「気持ち」で分類
「文型」として取り上げているのは、旧日本語能力試験1級の、いわゆる「機能語」です。ただし、「二重否定」「接続表現」といった「形式」で分けるのではなく、「表したい気持ち」で分類しました。気持ちで理解すれば、記憶にも残りやすいのではないか、と思ったからです。

例文は、アニメやマンガ、オタク文化を題材にしています。知らない人にとっては「イミフ」だと思います。でも、「一般の人みんながわかる」のではなく、「私はわかる」のが「オタク心」というもの。知っている人が「ああ、あのアニメのことか」と思って、ニヤニヤしてもらえればよいな、と。

余談ですが、気持ちで分けてみると、「相手をほめる」「感謝する」といった表現よりも、上級表現には、意外と「相手を非難する」「怒りや不快感を伝える」表現が多いんだなあ、ということがわかりました。怒りや不快感を伝えるほうが、より高度な言い回しが必要だからなんだろうね。

●日本のアニメ・マンガの底力が理解できる「オタトピック」
学習者の方にはもちろんですが、先生方にオススメなのは「オタトピック」です。これは、ここ最近の新聞記事の中から、アニメやマンガ、日本のオタク文化について書かれたものを選んだものです。これらを読むと、学習者や海外の人がどうして日本のアニメやマンガに引きつけられるのか、理由がわかるようになります。

私も、これらの「オタトピック」を読んで、「学生はよく知っているよね」で、済ましているのはもったいない、と思うようになりました。今さらながら、「ONE PIECE」のアニメ、見ちゃったよ。

「オタトピック」は、日本語能力試験の「文章の文法」の問題の形式にも合わせているので、読解教材としてそのまま、使っていただけると思います。

1級の機能語とはいっても、全部網羅しているわけではありません。今回は、文型を網羅的に示すよりも、日常でよく使われるもの、アニメやマンガで使われているものを優先しました。

これで日本語の勉強すべてをカバーできると考えているわけでも、もちろんありません。でも、この本をきっかけにして、ちゃんと日本語を勉強してみよう、と思う学習者が増えてくれたら嬉しいなあ。

追記:書店に並ぶのは、お盆で取次が休暇だったため、今日20日以降になるみたいです。
もし、見本が必要な方は、国書刊行会さんが内容見本(無料)を作成してくれたということ。「お問い合わせ」フォームから、請求すれば郵送してくださるそうです。

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園芸療法&ペットボトルで簡易ジョウロをつくる

唐突ですが、「園芸療法」というのをご存じでしょうか。

まだ認知度はそれほど高くなくて、いろんな効果・目的があるのですが、大まかに言ってしまうと、園芸に関わる作業や植物の持つ力を借りて、心身に障害を持つ人の機能回復やQOLの向上などを目指す療法、といった感じかな。

ケガや病気などで手足が不自由になった人のリハビリ、知的障がい者の職業訓練、介護施設・高齢者施設におけるリハビリやアクティビティなどに取り入れているところが、少しずつ増えてきています。

私自身、家庭菜園を始めてから、植物の持つ力に励まされる、ということを実感。また、被災地の仮設住宅に家庭菜園を作ったところ、家に引きこもりがちだった人たちが、そこに集まるようになった、というニュースなどを見て、植物を介して何かできることはないか、と思って探しているときに、ふと目に留まったのが「園芸療法」でした。

どんなものなのか、すごく気になって、入門講座を受講。まだ、ほんの入り口部分だけなのですが、毎回、授業では目から鱗のことばかりです。

園芸は「植物」が主役、一方、園芸療法は「人」が主役。使う道具、種の植え方や水のやり方も、その人の力を引き出して、機能回復にもつながるように考えていきます。植物にとってもよい方法であればベターですが、そちらを主目的にしてはいけない。

この間の授業では、ロールプレイで、利き手がマヒして使えない人、というのを演じました。肘を包帯で縛り、左手には軍手を2枚重ねます(マヒした側ではない手も機能が低下することもあるため)。

Cimg4996ここで、道具として先生が紹介してくださったのが、ペットボトルを利用したジョウロ。

手の握力が弱っているので、大きくて重いジョウロは持てない。机の上で作業することもあるので、あまり水がドバーっと出てしまうのも使いにくい。

最初、ペットボトルのふたにキリで穴をあける、という方法を、ある方がやっていたのだそうですが、ふたはかたいこともあって、穴をあけること自体、大変な労力。

ある時、その様子を見ていたその人のお子さんが、「ふたじゃなくて、ボディの上のほうに穴を開ければいいんじゃない?」と、コペルニクス的転回のアイディアを、ひょっと出してくれたのだそう。しかも、ボディ部分は柔らかいので、キリではなく、画びょうでも穴があけられる。

というアイディアをいただいてつくったのが、左のものです。ふたをしめると空気圧の関係で、傾けるだけでは、水がシャワーのように出ませんが、ボディを押すと、ちゃんと出ます。しかも、コントロールがきくので、きちんと狙ったところにやれる。

これ、園芸療法に利用できるだけでなく、家の中で観葉植物に水をやりたいときなどにも、とっても便利です。

ペットボトル(350ml)と画びょうがあれば、3分でできます。お試しください。


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家庭菜園検定第4回の実施結果発表に

去年も、6月の末に公表されていたので、もしかしたら、と思って、「家庭菜園検定」の公式ページを見たら、発表になっておりました。

第4回の実施報告

気になる1級は、受験者305人で、合格者48人。合格率は15.7%。

去年より大幅に合格率はアップしました。

テキストや過去問題が揃って、勉強しやすくなったこともあるのかな。

最高点は60点満点中56点。準1級認定は128名。

で、唐突に今朝の朝焼け。

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7月はこんなきれいな朝焼けで始まりました。2012年後半スタート。


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