2週続けて、家庭菜園教室でした。
今週のミッションは、
1.ジャガイモ掘り
2.ニンジンのタネまき
3.トマトやキュウリ、ミニカボチャの手入れ
●ジャガイモの掘り起こし
4月の講座開始の日に植え付けをしたジャガイモさん。花が咲いて2週間後以降、葉が少し黄色くなってきたころが、掘り起こしのタイミング。
そして、掘り起こしには重要な条件があります。それはお天気。晴れの日が2~3日続いた後であること。梅雨に入ると、雨が続くので、なかなかタイミングが難しいのですが、地面が濡れた状態で掘り起こすと、そのおイモさんは、保存がしにくくなるのだそうです。
その日のうちに食べるのならいいけれど、下手すると、掘った翌日に腐りはじめてしまうこともあるのだとか。
掘ったおイモさんは、2~3時間、日に当てて乾かすことも必要。そのためにも、晴れた日に掘り起こすことが望ましいのだそうです。
昨日は、前日に雨が降りましたが、誘惑に負けて、どんなものか、試しに1株、掘ってみました。
お~、大きくなってるよ~。
え、赤いからイモじゃないじゃんって? いえいえ、これ、皮が赤い品種で、「アンデスアカ」といいます。中はふつうのジャガイモと変わりません。
……と、上から写真を撮っていたら、春からずっと取材をしてくれているカメラマンさんが、「視点を変えて撮ると、もっと立体感のある写真が撮れるよ」と教えてくださいました。
コツは、
1.視点を下にもってくる
2.背景を入れてみる
3.対象物を、いつもまん真ん中でなく、ちょっと左右にふってみるのもおもしろい
アドバイスを受けて撮った写真が左です。
確かに、おイモさんが立体的に見えて、しかも後ろの葉も見えて、きれいだー。
さすが、プロのカメラマンさんです。すごい、おいしそうに見えるよね? 
●ニンジンのタネまき
ミッション2はニンジンのタネまき。ニンジンのタネは、昔はトゲがついていて、まくのは大変だったらしい。でも今は、トゲを取り除き、さらにコーティングまでしてあるものもあって、まきやすくなっている。
ニンジンのタネまきで大切なのは、
1.発芽まで乾燥させない
2.光好性なので、タネの上にかぶせる土は薄く
ニンジンは、とにかく芽が出るまでが勝負。乾燥させないよう、タネをまいたあとに、もみがらをまいて、保湿をはかるのだそうです。私たちは、もみがらがないので、不織布をベタがけしました。今週はずっと雨の予報なので、大丈夫かな。
まいたのは、「時なし五寸くぎ」じゃなく「五寸ニンジン」という品種。「時なし」というのは、春まきでも秋まきでもいい、という意味らしい。
■カロテンとカロチンの違い
ニンジンの英語名「carrot」のもとにもなっているのが「カロテン」。ニンジンに多く含まれている栄養素です。
昔は「カロチン」と、よく言ってましたが、最近は「カロテン」ということが多い。
先生によると「『カロチン』はドイツ語読み、『カロテン』は英語読み。最近は、英語読みで言うことが多くなりました」ということ。
またニンジンはビタミンAが多い、とよく言われますが、ニンジンの中にビタミンAが存在するわけではなく、カロテンが人間の体内に入ると、ビタミンAに変わるのだそうです。知らんかったー。
●そして、ミニカボチャは育つに任すことにした
番外地で、行灯仕立てにして育てているミニカボチャ。ますます茂っちゃって、正直、どうしよー状態です。ひょっとして蔓ボケ状態か? 
「親蔓を1本残して切り、子蔓2本を伸ばしましょう」とかって、本には書いてあるんだけど、「私が親です」って、蔓に書いてあるわけじゃなし、もう、私には、どれが親で、どれが子だか、わからんとです……。
でも、なんだかいつの間にか、受粉してて、実がいくつかでき、大きくなり始めてます(この写真も、カメラマンさんのアドバイスを受け、下のアングルから、周りも入れて撮ってみました)。
受粉も虫さん任せ、蔓も自然任せ、って、どうかと思うのですが、このまま、見守ることにいたします。できたらおなぐさみ。
うーん、カボチャは、序二段には顔じゃなかったかも。
●最後に業務連絡
また藤田先生がテレビに出られます。来週の月曜日6月28日、20時~22時、日テレ「人類ZEROの未来」という番組です。
最近のコメント